トランプ大統領が再当選してからというもの、仮想通貨市場はざわついていますよね。トランプ氏が過去に否定的だった「アルトコイン」や「草コイン」が注目を浴びているため、仮想通貨初心者のあいだでは信頼できる通貨はどれなのか、たくさんある中でアルトコイン おすすめはどれかと迷う人も多いでしょう。
そこで今回は、アルトコインと草コインに焦点をあてて、それぞれの意味や名前の由来、特徴、将来性までをわかりやすく解説していきます。
アルトコインと草コインとは?
どちらもビットコイン以外の仮想通貨を指す場面が多いですが、実は意味や背景に大きな違いがあります。ここでは、それぞれの定義と名前についてわかりやすく整理してみました。
アルトコインとは?
アルトコインは、Alternative Coinの略で、直訳すると代替コインという意味になります。つまり「ビットコインの代わりになり得る存在」として誕生・発展してきた通貨たちを総称した言葉です。
アルトコインの主な特徴
- ビットコイン以外の仮想通貨全般を指す
- 技術的な工夫が凝らされたものが多く、明確な目的をもつ
- 一定の時価総額や流通量があり、取引所でも広く扱われている
たとえば、イーサリアム(ETH)は「スマートコントラクト機能」を持つブロックチェーンとして開発され、単なる通貨以上の用途があります。
他にもリップル(XRP)やソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)など、多くの通貨が「次世代の金融インフラ」として期待されています。
草コインとは?
草コインとは超低価格でたくさん購入することも可能な、話題先行型の仮想通貨でリスクもリターンも大きい仮想通貨の総称です。そして草コインは、かなりカジュアルというかスラング的な呼び方です。日本のネット掲示板から生まれた言葉で、語源には2つの意味合いがあるとされています。
草コインの語源
- 「雑草のように無数に存在する」仮想通貨=どこにでも生えてくる
- 投資的価値がほとんどなく、「笑える」ほど安い=草(w)
英語圏では、シットコインという似たような言葉が使われますが、こちらはやや侮蔑的なニュアンスが強め。対して日本語の「草コイン」は、自虐ネタや夢を追う面白さも含まれているのが特徴です。
草コインの特徴
- 非常に安価で、値動きが激しい
- 開発情報やプロジェクトの実態が不透明
- SNSやインフルエンサー発信で一時的に高騰することも
- 投資対象としては超ハイリスク・ハイリターン
例えば、ドージコイン(DOGE)やフロキ(FLOKI)、ベイビーDogeなど、もともとはジョークやミームとして生まれたコインが、イーロン・マスク氏の一言で爆騰した…なんてケースも草コインならでは。
アルトコインと草コインの違い
特徴項目 | アルトコイン | 草コイン |
定義 | ビットコイン以外の仮想通貨 | 極端に安価かつ不透明なプロジェクト |
技術力 | 比較的しっかりしている | ジョークや話題先行、技術的裏付けが少ない |
市場規模 | 数十億~数千億ドル | 数百万~数億ドル以下 |
流動性 | 高め(取引所に上場していることが多い) | 非常に低い |
リスク | 中~高リスク | 超ハイリスク |
将来性 | 実用性や開発状況に左右される | 話題性やSNS次第 |
アルトコインと草コインの違いを簡単にいえば、アルトコインは”プロジェクトや目的が明確な通貨”といえ、”草コインはギャンブル要素が強い投機対象”といえます。ただし、その境界は曖昧で、草コインからアルトコインへ成長する例もわずかに存在します。
アルトコインと草コインの将来性
続いてはアルトコインと草コインの違いのあとは、将来性について見ていきましょう。
アルトコインの将来性
アルトコインは、分散型金融(DeFi)やNFTプラットフォームなど、さまざまな分野に応用が効きます。たとえばイーサリアムのレイヤー2技術や、ソラナの高速処理能力など、既存金融を覆す可能性も持っています。将来的には法規制との調和や、スケーラビリティ(処理能力)の向上がカギを握るでしょう。
草コインの将来性
草コインの将来性は、はっきり言って玉石混交。SNSでバズれば数十倍になる可能性もありますが、開発が止まり、価格がゼロになるリスクも。ただし、ドージコインのように「草コインから本格プロジェクトに昇格」するケースもあるため、完全否定はできません。
まとめ
アルトコインと草コインの違いをざっくりとおさらいすると、アルトコインは、ある程度信用があり、使い道も見えている仮想通貨であり、草コインは安価だがギャンブル性が高く、リスクも桁違いな仮想通貨ということになります。
トランプ大統領やマスク氏のような著名人の影響で一時的に価格が動くこともありますが、最終的には”自分がその通貨にどう期待するか”が重要です。初心者には、まずは仮想通貨の情報収集をし、小額から始めてみるのがおすすめ。
勢いや雰囲気だけで投資判断をするのではなく、冷静にプロジェクトの中身や信頼性を見極めながら、自分に合った仮想通貨選びをしていきましょう。